スマートフォンの流れ
今や若者のトレンドではなく、生活の必需品としての役割を担っているスマートフォン。高齢者の方でも目的地までのナビゲーションや欲しいものを検索するなどの使いこなし方をしている人は珍しくありません。このように今や立派な市民権を獲得したスマートフォンですが、その歴史にはどのようなものがあるのでしょうか。
そもそも、スマートフォンの定義はわが国においては曖昧です。世界中の認識としては多機能携帯がスマートフォンだという見方が強いですが、スマートフォンが普及する以前から日本の携帯は多機能であったため、「ストレート+タッチパネル端末」という形状がスマートフォンだという見方が多数派となっています。スマートフォンが今のように普及する以前はビジネスツールとして使用している人が多く、ノキア社が他を圧倒するシェア率を誇っていました。
しかし、ゼロ年代後半からiPhoneがリリースされ、あっという間に市場を席巻します。iPhoneが支持されたのはデザイン性に優れていることと、誰も使用したことのない革新的なインターフェイスです。iPhoneのライバルとなっているAndroidも現在ではiPhoneに負けないほどの技術力を持っています。